公開講座
近江のかたちを明日につなぐ『近江学MUSUBU座「火水木から考える。」』
日程 | : | 2025年9月13日(土) 10:40-12:10 |
---|---|---|
応募締切日 | : | 2025年8月29日(金) |
記号 | : | 【 エ】 |
講座内容
大西氏の生業である植物由来の素材でつくる「和ろうそく」、中川氏の生業である生活用水を蓄える「桶」は、主たる道具として様々な大きさ、形を展開し、どこの家にも必ず数個は存在したものです。
近代以前の暮らしの主役として機能していた「ろうそくと桶」、その存在や価値に焦点を絞り、いわば日常生活必需品から今日の在り方に至るまでを、暮らし、工夫、手仕事、生業、地域、価値、技術、継承、教育、など様々なキーワードをもとに分野、領域をまたぐ対話を展開します。
講座概要
?講座名 | 近江のかたちを明日につなぐ『近江学MUSUBU座「火水木から考える。」』 |
---|---|
?講座記号 | 【 エ】 |
?開催日 | 2025年9月13日(土) 10:40-12:10 |
?受講料 | 無料 |
?場所 | 365体育网址,365体育注册 聚英ホール(聚英館3階) |
?対象 | 中学生以上 |
?募集 | 180名 |
?応募締切日 | 2025年8月29日(金)必着 |
?講師 | 大西巧氏(有限会社大與 代表取締役) 、中川周士氏(中川木工芸 比良工房 主宰)、コーディネーター:石川 亮(本学教授?近江学研究所研究員) |
講師プロフィール

大西巧氏(有限会社大與 代表取締役)
高島市今津町住吉で110年にわたり伝統の和ろうそくをつくる専門店 和ろうそく「大與」4代目当主。先代よりは櫨はぜ蠟ろうを中心に植物由来の材料のみを扱う手仕事にこだわる。2011年「お米のろうそく」でグッドデザイン賞を受賞。創業100周年を機に「灯と人を繫ぐ」コンセプトブランド?hitohito(ひとひと)を立ち上げ、暮らしの中の灯と人の関係や在り方を問い、発信している。2014年、近江学研究所公開講座「近江のかたちを明日につなぐ 近江~灯ともしび火のかたち―和ろうそくで暮らしをデザインする―」にて父、明弘氏と講演。2020年より地域実践領域の講義授業においてビジネスモデル構築とブランディングの因果関係についてなどの講義を行っている。

中川周士氏(中川木工芸 比良工房 主宰)
2003年に大津市八屋戸に工房を構える。叔父、父と先代からの家業を受け継ぎ、桶を基軸とする制作を続けている。2010年シャンパンクーラーの制作を依頼されたことを期に様々な仕事を手掛ける。伝統の技が世界へと紹介されると同時に日本人の手仕事の繊細さやその精神を伝えることとなる。近年、デザイナーや現代美術作家など様々なクリエイターとコラボレーションを展開している。2014年、近江学研究所公開講座「近江~受け継ぐかたち―桶からシャンパンクーラー―」にて講演。2015年、滋賀県と連携して365体育网址,365体育注册が取り組むビワパール(びわこ真珠)ブランディング事業に参加している。2025年度、本学地域実践領域招聘教授に就任予定。